Study in ESTONIA

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同居人の謝罪と僕の冤罪

大好評「vsルームメイト」シリーズ。
みなさま、お待たせいたしました。
ついに...
全エストニアを震撼させたあの恐怖同居人が...
謝って来やしたよ!!!
俺はこの瞬間を一年間待ち続けていた。
雨にもまけず 風にもまけず 雪にもルームメイトの韓国人にもまけぬ 丈夫な精神をもち
そして僕は勝利したのだ。
夜中遅くまで起きている僕に、トイレのスイッチの音がうるさい、トイレの流す音がうるさいといった、罵声が浴びせられ、続けた一年。
本当に騒音を発していたのは僕ではなく、もう一人の同居人中国人B。
そのことを知らずに、「部屋を出て行け」宣言、「君は日本人じゃない」という人種差別的な発言。
僕の精神状態は、「なぜか道端に落ちている片方だけの軍手」のようにくたびれていた。
しかし、エストニア生活が2年目に突入した今年度、同居人の中国人が国を去り、新しい同居人と入れ替わってから、この部屋にも異変が起き始める。
「最近静かだね」と騒音メイトの韓国人Tは言った。
「僕はずっと静かだよ」と吐露した。「去年うるさかったのは、僕ではなくて中国人の方だったのだけれど、これで気づいたかな」と僕は付け加えた。
「え。それ本当なの? 今年はなんだか静かになったって韓国人Jと話してたのよ」
「それは僕が静かになったのではなくて、うるさかった中国人が出て行ったからだよ」と僕は優しい声で言った。
「本当にごめんなさい。私勘違いしてたわ。ずっとあなたの騒音だと思って。本当にひどいことをしたわ」韓国人Tはそう言いながらは僕にハグをしてきた。
韓国人Tの胸の中は、エストニアの冬のように冷たく、それは心のそこでは感情のなく、ただの形式的な見せかけの謝罪のように受け取れた。
一年間にも渡った同居人の嫌がらせ行為とも取れる行動には、これを機にピリオドが打たれたかのように、今年は今の所全く苦情や嫌がらせを受けていない。
しかし、「リビングにものを置くな」と言っておきながら、自分たちは粗大ゴミを放置しっぱなしにしたり、夜のシャワー時間に洗濯機を回し、シャワールームを占拠したり、
無意識で無機質な時間がゆっくりと歪んでいる。

LIFE IN ESTONIA

制作事例1

エストニアで暇人生活
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