HI THERE, I AM...

エストニアには春がないのか！？

エストニアの冬は恐ろしく寒い。
-10度程度は当たり前で、時には-25~-30度になることだってある。
幸いなことに僕自身は暑い方が苦手なので、寒いのはそこまでつらくない。
-7,8度ならスウェットだけで外を出歩ける。
問題なのは寒さだけではない。
エストニアの冬は10月ごろから4月まで続く。その期間のほとんどが曇りで、太陽の光を浴びることがむずかしくなる。
日本にいると太陽の光の重要性なんて気にしないのだが、長期間太陽の光を浴びないとビタミンDが不足してしまう。
ビタミンDは基本的には、食べ物で摂取することができないので、サプリメントで代用しなければならない。
僕の周りのエストニア人の友人ははみんな愛用している。
「なんてめんどくさい国だ！！」
しかし、そうこう文句を言ってるうちに4月になった。
朝起きて窓を開けると、そこには晴れた晴天が！！！
「キターーーー！！冬が終わったぁぁぁぁぁ！！！」
友人と「やっと冬が終わったな」なんて会話が弾む。
冬と違い、エストニアの春夏はめちゃくちゃ過ごしやすい。
もともと寒い国なので、春夏はちょうどいい気温になるのだ。
日本のようなジメジメしたストレスのたまるクソ暑さはなく、最高だ。
自然と気分も高揚してくる。
明日からまた楽しくなりそうだ。
そんな風に思っていた時である。
朝起きて、窓の外を見ると僕の目に映っていたのは、、、
「雪」
は？
この国の人は春を知っているのだろうか。