Study in ESTONIA

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ラトビアにCM撮影のエキストラをやりに行った

バルト三国は北からエストニア、ラトビア、リトアニアで構成されている。
とはいえ、それぞれ大きな差はなく、どこも小さな国、小さな都市なので、
一般的には旅行に適した、また人気のスポットとはいえない。
私のような旅好き、コアなもの好きな人なら興味をそそられるだろう。
タリンからは高速バスで行ける。
大学院を卒業したらおそらく、バルト三国に帰ってくることはまぁないだろう。
つまり、この在学中に行かないと一生ラトビアとリトアニアには行かないことになる。
「そのうち週末を利用して訪れてみるか」
そんな風に考えていた時のことである。一通のメールを大学から受け取った。
「エストニアでフィンランド航空のCMに出てくれる日本人を探しています。」
海外に来て、CM撮影に参加できるなんてなかなかない経験だ。
よく読んでみると、撮影場所はラトビア、そして交通費支給、飯代、ホテル代支給、給料150EUR
「なんつー好条件だよwww」
一瞬詐欺かなんかなんじゃないかと疑った。
が、騙されてもいいから参加してみよう。騙されたら騙されたで話のネタになる。そう考えた。
金がもらえる上に、無料でラトビアに行ける。
聞こえはいいがどうなんだろう。
まぁでもドイツを1人旅してる時に、知らないおじさんの車に乗って混浴風呂に入りに行くくらい、身の危険に対する意識が低い人間だ。
今回も大丈夫だろう。

ラトビアについた

4時間くらいでタリンからラトビアの首都リガにはついたと思う。
撮影は次の日の夜スタートして、深夜を通し、次の日の朝に終わると言う。
「ここ最近はCLUBでのオールも体力的に辛くなってきたからな...」
しかし、お金はすべて出してもらったんだから、文句は何一つ言えない。
明日の撮影のスケジュールを大まかに聞いて、一時解散となった。
この日まで、エストニアに来てから一度も日本人に出会ったことがなかったのだが、
さすがはエストニア中の日本人に声をかけただけある。こんなにも日本人がいたのかと驚かされた。
と言っても、20人くらいかな。
だが、私以外の日本人の大多数はお互い顔見知りみたいだ。会話が弾んでいる。
いつまでもぼっちかましてるわけにもいかないので、話に混ぜてもらう。
どうやらエストニアの非公認日本人会で繋がっているみたいだ。
みんなで夕飯を食べに行こうというので、混ぜてもらうことにした。 リガに到着したのは夜の8時ごろだったのだが、たまたまその日がラトビアの独立記念日だったため、街全体が賑やか。
そして会社から支給された飯代で、夕飯を食べる。
この世に無料飯ほど気持ちいいものはないな。

撮影当日

撮影は深夜開始なので、昼間は自由時間だった。
これを利用しない手はない
朝からリガの街を1人観光する。
タリンに似て、街が小さいため半日もあれば大体回れてしまう。

旧市街を回ってみた感想だが、んータリンの方が好きだなぁ。

意外と集合時間まで時間が余ってしまったので、ホテルに戻り、寝る。
私は、CLUB行く時も昼間が暇なら基本夜に向けて寝溜めしとくタイプの人間だ。
集合時間1時間前に起き、髪型をセットしたりなんやかんや、ブサメンからフツメンくらいにランクアップさせる努力をする。
これがなかなか上手くいかない。結局最後にするのは妥協、イケメンだったらなぁ。。。
撮影場所まではバスで移動した。
現場は、日本の繁華街っぽいセットが着々と作られていたのだが、どこか中国っぽい。
「まあ外国人には日本と他のアジア国との違いはわからないわなー」
漢字も上下逆さまだったり、主演の男優さんだけ日本人じゃないし、
「テキトーすぎるだろwww」
心の中でツッコミを入れまくりながら、撮影は進行していく。

冬のバルト三国は寒い。これは周知の事実である。
まして、深夜はやばい。
撮影なんて基本待ち時間だが、これが思ったよりはるかに辛かった。
中には体調を崩し倒れる人もいた。
最初の頃はみんな楽しそうに会話をしていたのだが、3時、4時となるにつれ、
テンションは下がっていく。寒すぎる。しかも衣装が薄着のため余計だ。
その場にいた全員が「もう終わりでよくね?」そう思っていたと思う。
「早く終わってくれー」
日が昇り、体力も限界に達した時、撮影終了の合図が聞こえた。
「やっと帰れる!寝れる!」
今思えば、初めは好条件と思っていたこの依頼も、内容を考えればそれなりだったのかもしれない。
ただ、メイン演者を含む、エキストラ全員にこのお金を出せる航空会社はやっぱ儲かってんだな。
まぁ月1くらいならやってもいいかも。

LIFE IN ESTONIA

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